Take Me To The Other Side

stereo♪ vol.2 @ pangea  日時:9月26日(土) 20時〜29時  
料金:ADV.1500円(1DRINK),DOOR.1500円(1DRINK) おつまみ持ち込み可!!自由に持ち込んでください!

Genre:Post Rock,Electronica,Indie Rock,Indie Pop,Rock.Pop,J-Pop and more......

仙台の音楽好きの人が集まって DJが流す音楽を聴きながらお酒飲んではしゃごうというイベント。 踊るようなイベントではないし,DJもテクニックも何もなし,選曲するだけの形です。 お酒を飲んで新しいつながりを作ったり,話したりできたらいいなというイベントです。

DJ:MaHiRO、tdsgk、めぐる、ベックジラ、ツカサ、よらよら、わたる、石油王

気軽にお越しくださいませ。よろしくお願いいたします!

今日は溜まりまくった疲れを取り除くべく、意気揚々と足裏マッサージの店に行ったのだった。全身マッサージの店でも良かったのかも知れないのだが、まず足裏がジンジンくるような痛みに襲われ続けていたし、何よりもなんとなく、全身マッサージってちょっと怖くてのう、というヘタレな感じも合わさって足裏だったわけである。

足裏マッサージは二度目だったからかなりリラックスしていたのだった。途中意識失って寝るくらいに。で、25分間の短いコースで結構足の裏が軽くなり、血行もよくなったようでぽかぽかになった次第である。

しかし、うおお世界が違って見える、とかこんなに身体がラクに、とかそういうドラマティックな変化はなかった。そういうのはそれこそ全身マッサージとかそういうごつい方面に行かなければならないのだろうか。もちろん前回のときもそんなに凄いことはなかったわけで当然と言えば当然なのだけれども、何かを期待してしまうものなのである。

そういう効果のためにはやはりあれか、芸能人が最近(でもないか)よくやっては面倒くさいことになっているらしいクスリとかでないと駄目なのだろうか。違法なものはいかんと思うが、ラクになるイージーな手段が目の前にあって、入手できるようなお膳立てがあったら人間そっちの方に走ってしまうのだろうな、と容易に想像はつくものである。残念ながらなのか幸いながらなのかはわからないが、こちとらそういう事態にはなってはいないわけで、やはり日ごろから疲れが溜まっても簡単に回復できる身体作りが大事なのだろう。もしくは疲れが溜まらないような暮らしとか。どちらも大変なことだな・・・。

やっぱり何をどう合理的に考えてみても生きるのって大変だ。年取ったら生きていくのは楽になるかと思っていたが、決してそういうことはないものである。逆にどんどん色々な、若い時には考えもつかなかったことに襲われる日々である。でも、それをくぐり抜けていくのが人生ってものだ、と言い聞かせて生きるしかないのだろうな。でも多分世の人々はその日々くぐり抜けの生活を送っていてもまだ余裕があるのだろう。だからドラクエとかゲームでくぐり抜けを追加しているのだろう。私?私にはそんなくぐり抜け追加の日々はまっさらごめんだ・・・。

話がとんでもなくずれていったがあくまで個人的な話なのでゲームとかが好きな方々もお気になさらずに。私はキャパシティがあまりないので余裕もあまりないのである。だから、どっちかというとくぐり抜けに安堵をもたらしてくれるものが私には必要なのでSpacemen 3の「The Perfect Prescription」を聴く。87年リリースのセカンドである。世の中には「オフィシャルなのにブートに見えるジャケ」というものが確実に存在すると思うのだけれども今作はその代表格のように思える。まあ音には関係ない話であるが。Fireからの今回の紙ジャケ再発にはそういう時代なのか・・・、と遠い目をするばかりである。初期のガレージロック全開ぶりと末期の内省的な空気感をがっちりとつなぐ名作である。まだJasonとSonic、両雄がしっかりと同じバンド内でがんばってます、的なバンドの勢いを感じることができるのが何よりもこのアルバムの聴きところであろう。意外にワイルドながら青臭いJasonのヴォーカルと呟き気味なSonicヴォーカルの対比がそのまま曲調の違いとしても現れてきていて、ガレージ名残が感じられるJasonヴォーカル曲と最早とろとろになりそうなたゆたうSonicヴォーカル曲、どちらも方向性が違っているようには聴こえるけれどもこの時点ではまだSpacemen 3としての音楽になっている。基本的に両者の方向性には大きな差はない、ということは次作を聴けばはっきりとわかることなのだけれども、あの時点では最早1つのバンドの音、としての空気感は希薄だったわけで、そういう意味でもこのアルバムはSpacemen 3のバンドとしての魅力をぎゅっと詰め込んだアルバムと言えるだろう。サイケデリック、といかいう言葉であっさりと形容してしまうことも可能なのだろうとは思うが、それ以前に何だかわけわからないくらいの熱量と不思議に甘いロマンティックなソウルっぽさ(!)が同居しているだけでも奇跡的なロックンロールだと思うのだが。しかし何度聴いてもThe Red Crayola「Transparent Radiation」のカヴァーは泣けるほど美しいな・・・。

ちなみに上のジャケ写は今回の紙ジャケ再発の奴ではないのですが(というかamazon、何やってんだ!)、ブートっぽさにより一層拍車がかかっておりますな。