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多分肩が凝ったり、何だか体内がもやもやしているように思われるのは運動不足のせいなのだろう、と思う。

ということで意識的に運動してみようか、とか思っているのだがまとまって時間が取れない今日この頃(いや、この頃に限った話でもないのだけれども)である。だからせめて職場でこれからエレベーターを使わないでみようではないか、と決意したのだった。

というわけで全て階段での生活に切り替えたのだが、これがまた結構ハードだったりする。2階から4階へ、とかは全然余裕なのだが、1階から5階へ、とかいう時には何だか無性に腹が立ってきてもう帰ろうか、とか思ったりした。なんで俺様が、みたいな謎の憤りが沸き起こってくるのである。しかしこの憤りも運動不足によるモヤモヤのせいなのだ。だから少しずつ運動不足を解消していけば、こんな謎の憤りもなくなりポジティヴに、毎日生きているって幸せ!素晴らしい!という日々になっていくのだ!そうなのだ!

と今日家の玄関に入っていた「霊波○光」の勧誘パンフレットを読んだ私は思ってしまったのだが、世の中そういうものに心酔している人が考えるほど簡単ではないのは重々承知である。しかし、せめてそれに耐えうる体調は管理したいものだのう、とあと1週間で1つ歳を取る私はしみじみ願うのだ。本当はスポーツジムに通ってプールで泳いだり、とかできたらどんなに素敵な、とか思ったりするのだが、同時に何で金払って運動しなきゃならんのか、という謎の憤りが沸き起こってき(以下上と同じ無限ループなので略)。

Kings of Convenienceの「Declaration Of Dependence」を聴く。もう出ないんだろうなあ、とか思っていたらひょっこりリリースされたノルウェーのデュオ、5年ぶりのアルバムである。なぜか私は彼らはデビュー時から熱く追いかけてしまっていて多分7インチシングルとか結構我が家にあると思う。メガネの方のメンバー、Erlendの方が活発にソロでの活動を行っていたが、さて本体の方は?という思いが常にあったわけで素直に嬉しい。で、これがまた期待を裏切らない素晴らしい作品で感動、なわけである。とか書いているが、そういう言葉も似合わないような死ぬほどシンプルなアルバムで、基本的には2人のアクースティックギターと美しいハーモニーが97%を占めるアルバムである。ヴィオラが入ったりアップライトベースが入ったり、という曲もあるけれども本当にほんのちょっとの具合で、むしろガチで2人のアルバム、と言って過言ではないと思われる。しかしそれで十分なのがこの2人の大変なところで、練られた楽曲はどれも切ないメロディをこれでもかこれでもか、と畳み掛けてくるし(鳥肌立つような曲が連続)2人のハーモニーはこそばゆくなるくらいに完璧なのである。こうしてみるとあんなにシンプルですっきりしたアルバムだった前作Riot on an Empty Streetについてでさえ、意外に派手めだったのかも知れない、と思いたくなるくらいである。しかし前のエントリのSondre LercheにしろこのKings Of Convenienceにしろ、何だかノルウェー、もっと色々あるんじゃないか、という気にさせられる。あ、ちなみに今作のジャケも最高なのだが、今までの作品では必ず女子がいたのにいなくなっているのが気になる、ってどうでも良いのだけれど。