Afternoon Tea 1

昨夜は日中ぼろぼろに疲れたにも関わらず、結果的に2時間「ファンク」DJをしてまいりました。ファンク、だったんかなあ・・・。Bauhausの「Kick In The Eye」はマジで音のバランスとか神がかり的に格好良いなあ、と昨日爆音で聴いて思いました。

実は昨日は誕生会を皆さん忙しい中開いてもらい、誕生会〜そしてDJを挟んでまたしても誕生会ゴーズオン、という感じでした。この場を借りてありがとうございました、と開催してくださった3名の仲間たちにはお礼を申し上げます。そして私信なのですがいただいたアレ、凄く良いです!変に血行が良くなって汗が出てきたりするくらいです。大事に使います。ありがとうございました!

ということで結構遅くまで、そして乱れることもなく飲酒していたのだが帰りのタクシー内でうとうとしてしまい、その短いうたた寝の間に夢を見て「それ食べるの!?」とか寝言を呟いてしまったのが実に恥ずかしい秘密なのであった。

こんな感じで11月も始まりゆく。Ambarch / Fennesz / Pimmon / Rehberg / Roweの「Afternoon Tea」を聴く。2000年にリリースされてたものの長らく廃盤だったこの5人によるセッションがリマスターされてライヴ音源などが追加されてリリースされたのだった。Oren Ambarchiは結構面白い気がして最近ちょっと気になるギタリストなのだが、この超豪華な面子のこの作品では果たしてギターの音はどれなのか、という感じだったりする。あ、それは彼の他の作品でもまあそうか・・・。FenneszとPimmonとPeter Rehbergはコンピューターで、AMMのKeith Roweはテーブルトップギターなのだが、どれもこれも単なるグリッチノイズの一要素になっているようなそういう実に淡々とした、所謂「ラップトップ」な感じの音楽である。淡々としてはいるもののこの音を置いていくような隙間感が結構絶妙で飽きずに聴けるのは隙間感と緊張感の程よいバランスのせいか。しかし追加収録されたコンピ提供曲やライヴ音源では淡々とした感じもさることながら、時々グリッチノイズやら何やらがどしゃーと爆発する瞬間があって、ぼんやり聴いていると結構焦るのであった。FenneszやPeter Rehbergの組み合わせだとコミカルな響きだったり、叙情的な響きがあったりするものだが、ここではそういう感じはなく、徹頭徹尾シリアスでドライである。で、思ったのだがこれはある意味楽器でのフリーインプロヴィゼーションをPCとギターに置き換えただけなのだな、ということである。まあそんなことラップトップ音楽に於いては当然のことなのかも知れないのだけれども、この空気感はインプロものを聴いている時に感じる空気感に相通じるものがあって、この作品では確かに感じることができるのであった。何か古のBeadレーベルの奴とか引っ張り出して聴きたくなるようなそういう作品である。あ、ちなみにまたしてもデザインはStephen O'Malleyである。仕事してるなあ・・・。