House Of The Blue Danube

告知です。

「絶/世」2010/3/27(sat) at 第二公園スタジオ(山形)open17:45/start18:00/close20:00 adv/door¥500

[LIVE]camp、アベシュンスケ、濱田多聞(a.k.a The 浜田山!) with tdsgk

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ちょっとAlex Chilton逝去の報に私も濱田さんも打ちひしがれているのですが、キャンセルよりは寧ろ追悼ライヴ的な色合いを帯びたライヴになりそうな。負けずに頑張りましょう!しかし昨日この箱Keep an Eye on the Sky聴いていたばかりだというのに・・・。もっと世の中死んでも良い人間がいるはずなのに何故なのだ・・・。もう追悼的な文は書きたくないものだが・・・。

ところでご無沙汰です。くだらねえ用件で留守にしておりましたが、ホーム・アライヴいたしましたのでよろしくお願いいたします。

しかしこの間の日曜日には震度4くらいの地震があり、更には留守中にもまたしても震度4くらいの地震があり、留守宅は大丈夫かと心配していたが同居人からは無事である、との報が入って安心していた。で、帰宅してみたら確かに無事であった。無事であると思っていた。無事であったらよかったのだが!

私のCDトリプルタワー(1つのタワーに1000枚くらい収納できて、キャスター付きだから理論上は移動できる、高さ1.8メートルくらいのやつ)の1つがピサの斜塔よりも鋭角に、他の2つのタワーに寄りかかるように倒れかけていた。もともと壊れかけみたいな危険な状態のままギリギリもっていたのだが、遂に崩落してしまったのだった。ギリギリで直立させることは以前はできていたのだが、遂にそれすら不可能になってしまった。

決して新聞には載らないであろうが、ここ最近の地震の被害では一番の惨状である。もともとがもともとの状態だったからまあ、さもありなん、という感じだが体感的な被害の大きさとしては、ぶっちぎりで一番である。ハイチやチリの悲惨な状態を目にするにつけ心が痛んだものだが、今回は私の心が折れた。

さて、どうしようか、とインターネットで「CDラック 1000枚」とか検索かけるともう同タイプのタワー型はなく、抜本的に我が家のCD収納を見直さなければならなくなってしまったのにも心が折れる。新たな一手か・・・。求む、識者のアドヴァイス!

とどうにもこうにもやってられないことだらけなのだが(まあ最大はAlex Chiltonか・・・)、Malcolm McLarenの「Waltz Darling」を聴く(私信:アナログですが我が家に入荷しました。安かったので・・・)。彼は多分単なる音楽好きで洋服好きで流行りもの好きでダンスミュージック好きなだけ、なのである。ただ一番不幸だったのはSex Pistolsのマネージャーをやってしまったことなのだろうと思う。まあそんな彼の89年のアルバムである。これはタイトルどおりワルツをモチーフに、それとハウスミュージック(当時の)を組み合わせる、という何だかわかるようなわからないような、そういうコンセプトのアルバムである。でゲストがBootsy CollinsJeff Beck、というマジで意味の分からないアルバムである。で、それが悪いか、というと全然そんなことなく、意外に凄くポップで聴きやすくてダンサブルなアルバムになっているから驚かされる。80年代中期辺りのGrace Jonesとかはたまた80年代後期〜90年代初頭のMadonnaのシングルをイメージするとわかりやすいと思うのだが(実際「Deep In Vogue」なんてタイトルの曲も)、そういうダンサブルなビートの効いたポップソングに女性ヴォーカル、そして何だか優雅なワルツとかのフレーズ、というそのバブリーな組み合わせの妙が悔しいけど、聴いてて何も考えずに、良いなあー、となってしまうのである。あまり難しく考えずに、このピカピカに磨かれたキレイな世界を楽しもうではないか。今の世の中、あんまりない感じだし。