Fine Time

昨日のPoptuneにお越しの皆さまありがとうございました。私は久々にやたらめったら色々かけるスタンスだったんですがAndreas DrauとDaft Punkがつながったりして面白かったです。あとTokyo No.1 SoulsetとSaint Etienneがつながったり。

で、日曜日は!

AOBA NU NOISE @ CLUB SHAFT 2010年12月26日(日) OPEN 20:00 ADV \1500(1D)/DOOR \2000(1D)
Live Act/ -W-(Waikiki Champions) ×DJ CASIN, runny stools meets雨先案内人, M-KODA
DJs/ EVOL(from LoveRecords), RAMBO, miya, sisinobu(ZUNDOKO DISCO), ☆(ZUNDOKO DISCO)

今回先のエントリでも触れましたがmiyaちゃんとのDJタイムですが、我が家のハードロック、ヘヴィメタルを総動員して臨むことになりそうです、って我が家にはないんだよなあ、あんまり・・・。でもゴリッとやりますのでお楽しみに!勿論EVOLもどかーっとやりますので!

今日は用事で(ラヴレコのバーゲンとか)街中に出かけたりしたのだが、道はもう車が置物になっているんじゃないか、という勢いで渋滞していてもう大変だった。で、なんとか車置いてほっとしたら、まだまだ混んでいるその道をパトカーがやってきた。なんだろう、と思ったらデモの先導だったのだった。

そのデモは「クリスマス粉砕」とか叫んでいた。

いや別に良いんだけどさ、そんな内容だったらもっと車が空いてて余裕がある時にやれば良いんじゃないか、2月にでも1月中旬にでも「クリスマス粉砕」とかさ、と思った。いや、本当はもっと色々思ったんだけど、昨日ただでさえ超機嫌が悪いエントリを書いてしまったので自粛しようと思う。結局楽しんでるんだから別に良いじゃねえか、そいつらのお陰で渋滞に付き合わされている人がいたら本当にそっちの方の味方になるなあ、俺は。そんでもって「クリスマス粉砕デモ粉砕」とか言って車で突っ込・・・、とか思ったなんて書こうとか思ったけど自粛しようと思う。

いや本当は結構穏やかに暮らしているのでご心配なく!今年もクレプスキュールのクリスマスアルバムGhosts of Christmas Past聴いていたんだが、いくらなんでも私はこのアルバムのことを毎年話題にしすぎなのでNew Orderの「Technique」を聴いていたのだった。89年のアルバムである。私は今まで音楽を聴いてきて「なんじゃこりゃ!?」と思ったレコード体験というのは90年のPrimal Scream「Loaded」と88年のNew Order「Fine Time」だったりするのだが、その曲を含むアルバムである。いや、何故そう思ったかというと両者ともヴォーカルがほぼ入ってなくて、一体何が起きたのか、というあまりにもダンスオリエンテッドなレコードだったからなのだけれども、今振り返ればなるほど我がリアクションは正しかったし、その後その2枚共大層重要なレコードだったんだなあ、と思うのだった。で、NOのこのアルバムはその「なんじゃこりゃ!?」感覚を引きずったまま聴いたのだが、他の曲はしっかりとヴォーカルが入っていたし、しかもどちらかというとギターがど真ん中に据えられたロックンロールバンドとしてのNOの姿がばっちりと捉えられた曲が多く、更によくわからなくなったりしたのだった。しかもそれらと同じテンションで美メロのエレポップみたいな曲はあるわ、アコギの響きも印象的なフォークロックみたいなのもあるわ、上記「Fine Time」というアシッドハウスみたいなのはあるわ、という事態になっていたのだから。でも不思議とバランバランな印象がないのは当時の空気みたいなもので統一されているからなんだろうか、イビザ録音とかそういう。でもイビザではパーティしすぎてあんまりレコーディングが進展しなかった、という話も聴くが。でもこのアルバムには勢いのあるバンドだけが持つ強引な力、とでもいえるものがしっかりと記録されているから痛快なのである。おそらくNO史上もっともポップ、且つもっともメロディが美しく、且つもっともまとまったアルバムだろうと思うのだが。ちなみに何故今頃これを聴いているかと言うと、リマスターのデラックスエディションが出ていて、もうボートラもいい加減全部持ってるだろう、と思ったのだが1曲だけ、本当に1曲だけ聴いたことないインストヴァージョンが入っていて、悔しい思いをしながら購入に踏み切ったからなのである。まさかこんな風に36歳になっても買ったりするアルバムになる、だなんて14歳の自分は想像もしていなかった・・・。そしてこういう大人になっている、だなんてことも。