The Electric Harpsichord

ご無沙汰しておりました、って大晦日かよ!

まずは、26日のAOBA NU NOISEにお越しの皆さまありがとうございました。miyaちゃんとのメタル?ハードロック?大会も大層楽しく、そしてEVOL本体もやっぱりこうだよなー、って感じでどしゃどしゃ出来ました。来年もよろしくお願いいたします。

というか、そのANN以降は仕事で毎日激怒(静かに)しながら過ごして、且つ仕事納めしてから、当ブログではお馴染みの彼、歩くブリンギングイットオールバックホーム、というか歩くノーディレクションホームというか、と2人で忘年会(またの名をレコードトレード大会)して帰宅したら家人が病気になっていた。

で、年末年始なので急患用の病院まで連れて行ったら野戦病院ばりの怒号飛び交う修羅場みたいな状況になっていて、私はそこにいてはいけない、と思い後で迎えに行ったのだが、ウイルス性胃腸炎を発症した家人とほぼ同じような症状になってしまって昨日の第二弾、第三弾忘年会はキャンセルして家で寝ていた。16時間くらい寝ていた。汗をかきながら寝ていた。1時間おきに目が覚めてなんだか水分補給しながら寝ていた。胃が痛くて目が覚めたりしながらも寝ていた。胃をなんか鷲掴みにされてガタガタ揺らされてんじゃないか、という異常な苦しみを時折感じながら寝ていた。熱があるんじゃないかと思いながらも寝ていた。俺はなんで休みの日にこうして体調悪くなってんだよと自らを呪いながら寝ていた。思えば2009年の正月もやっぱり家人がウイルス性胃腸炎になって、そんでやっぱり俺も同じように体調悪くなってたな、と思い出しながら寝ていた。こういう面での仲の良さは別にいらねえよな、とか思いながら寝ていた。

そして今日になってやっとこさこうしてPCに向かって何か書いたりできるようになってきて、且つやっと何か食べられそう、という勢いになってきたので復活は近いと思う。思えば昨日の昼以降何も食べていなかったから、24時間以上水とポカリスエット以外何も口にしてない、ということになるのだ。この食いしん坊の私が。

参った参った。しかし本当、なんでこう休みの時に限ってこういうことになるんだかな。今年は一度しか病院のお世話にならなかったし、なかなか健康だったんじゃね、とか思いながらいたのだけれども一年の締めくくりでこういうことになると、いやいや何だかやるせない。来年も健康第一を掲げて生きたいものである。

本来なら師走らしく1年を振り返る企画なんかを年末にここでやろうと思っていたのだが、来年に持ち越し。でも2010年、私と遊んでくれた皆さまには本当にお礼を言いたいです。新しい出会いも多々あったし、これまでよりも更に濃密になったお付き合いもあったし、本当に皆さんのお陰で今年を乗り切ることができました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

Catherine Christer Hennixの「The Electric Harpsichord」を聴く。スウェーデン出身の女性アーティストなのだが、Pandit Pran NathとLa Monte Youngに師事していたそうで、その指導のもとで1976年に作った音楽が、これ、ということらしい。ブックレットにはLa Monte Youngの詩が載っていたりライナーはHenry Flyntが書いていたり、ともう外堀は完全に埋められたような感じなのだが、音がまた素晴らしい。26分くらいの一曲が収録されているのだが、ミニマルっつうかドローンというか、そういう音である。電子ハープシコードによる演奏なのだが、それが物凄くぎらぎらした音色で凄く気持ちが良い。飽きる飽きないの問題以前に、何か聴いてしまうのだなあ。年末に入手して以来、ほぼ毎日ずーっとこれを聴いている。Kanye WestとかShackletonとかBurzumとかKevin AyersとかJohn Mellencampとか年末駆け込みで入荷させた(我が家に、ね)ものが結構あるのだが、それらを放置してもずーっと聴いていたい、そんな危険極まりない1枚。なんか上記のような外堀系だけでも評価されそうな気がするのだけれども、このぎらぎらしたミニマルはReichの「Four Organs」みたいな感じでもあるのだけれど、それよりももっとなんか天上の音楽のノリである。ちなみにこれがアマゾンにあったのが今年最後の衝撃&感動だったりした。Die Schactelのリリースなのに・・・。2010年もこういう締めくくりなんだが、来年もよろしくです。