SEOD

今日です今日!

AOBA NU NOISE @Club SHAFT 2012年12月30日(日)20:00〜 DOOR/2000yen(1D) ADV/1500yen(1D)
Guest Live Act / 2UP
Live Act/ -W-(Waikiki Champions), masaki saito
DJs/ EVOL(from LoveRecords), Kiyo, RAMBO, SISINOBU, SIF

EVOLはオープンからと23時からの2部構成でお送りします!皆さま、わいわいしましょう!

ううう更新したい、と思いながら色々なことに忙殺されてクリスマスも何もかも過ぎ去って最早年末。この一週間、ドキュメンタリー映画「サンタクロースをつかまえて」は凄く面白かったなあ、とかアップルストアにこんなに知り合いがいるのは心強いなあ、とかブックオフでばったり友達に会うのは3回目だなあ、とかきゃりーぱみゅぱみゅにはもっとゆっくりさせてあげたいなあ、とかこの人は面白いツイートする娘だなあ、とかそういう雑感のようなものが去来していたが基本的には灰色の日々だったわけである。だからあまりにも普通のテンションの日々過ぎて年末感がさほどない。昨夜、高校時代からの友人であるあの歩くテンペスト、またの名を歩くローリングサンダーレヴューと酒を飲んで、そうだ年末だ、と実感した程度である。

しかし「サンタクロースをつかまえて」はとても良いドキュメンタリー映画だった。手法の話とかは全然知らないのだけれども個人的には、外からの目線(たとえば劇中に出てきたテレビ番組とか。小倉とかいう奴が出てる番組みたいだったけど、本当に醜悪だったので、あの震災直後にテレビとか見てなくて良かったかもなあ。)ではなく、日常を切り取る、そしてそれをその後とつなげる、しかも沿岸部のではなく内陸部の日常、というのが凄くすとんと来たのだった。これを仙台ではない場所の人が観たらまた違う感想になるだろうし、もっと色々言えるのだろうけれども、私としてはなんかめんどくさいこと抜きで仙台の数カ月を優しい目線で追った映画、ということしか考えられない。監督の家のお墓があるお寺が、私の家のお墓がある寺と同じだと思われるところとか、知り合い数人出演、というところも私がこの映画と距離を取れない原因だったりするのだけれども。

そしてiPhone5にした。思えば4が出たタイミングで3GSにする、という謎の行動から早2年半。途中壊れて機種の交換、というトラブルがあったけれどもまあ全然3GSで良いんじゃね、とかずーっと思ってたのだった。けれどもテザリング機能があることを知って、これは5に変えるタイミングだな、と思い立ったのだった。要はルーターの働きをしてくれる機能がある、ということでなんか興奮したのだ。

で変えてみたのだが5は速い。速すぎる。3GSから、という2段階飛びの変更だから尚更なのかも知れないのだが、速すぎる。ネットに何でこんなにすぱすぱっとつながるのか、とかなんでこんなに素早くアプリが立ちあがるのか、と衝撃受けまくりである。なんかもう、取り残される、というか俺を置いてiPhoneがどっか行ってしまう、みたいなそういう気持ちである。あと、家内のiPhoneも5にして全部私のiTunesで管理しているんだけれども、なんか復元がイマイチ上手く行かなくて2日間くらいPCとにらめっこ、というかiTunesとにらめっこ&iPhoneとにらめっこして大変疲弊したのでちょっと今小文字の「i」は見たくなかったりする。

そんな感じで2012年も終わりゆく。大振り返り大会は次のエントリ辺りで行いたいものである。で毎年年末はドローンとか電子音ばっかり聴きたくなるものだったが、今年はあまりにも年末感が乏しくてそういう気持ちにまだなっていない。と言うことでKindnessの「World, You Need A Change Of Mind」を聴く。全然ノーチェックだったのだけれども、イヴェントで耳にすることも多かったしプロデュースはZdarだし、ということで気になっていたのだった。と言うかこれがリリースされた時に店頭で試聴しようと思ったけど試聴機の前でずーっと聴いている客がいて、店内3周くらいしてもまだ聴いていたから憤慨して諦めたから、タイミング逃していたのだった。で、やっとこさこの年末に聴いているがすげー良いなあ、これ。ぼんやり聴いてたらThe Replacementsのカヴァーが飛び出してきてのけぞったり。アルバム全体に何か歌心が感じられてヴァラエティ豊かだけれども散漫な印象はないし、ダンスビート一辺倒というわけでもないし、ダルい歌ものに流れることもない。何と言うか凄くバランスが良い。The Style CouncilとかThe Blow Monkeysとか、音楽性はどんぴしゃ同じ、というわけではないのだけれどもどこか洒落たブルーアイドソウルの現代版、という感じもするしArthur Russellみたいな浮遊感があったりでこういう手があったのかあ、と感動することしきり、である。良い意味で若干ユルいところが凄くしなやかな印象につながっていて、今年出会えて良かった、あの試聴機前の客のせいで出会うの遅くなったけど、と感涙にむせぶのだった。