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告知が2つ!

Nag Nag Nag Vol.2@ diningbase fam 2014年2月16日(日)18:00〜20:00 \1500 (1D+1Pad+1Pen)
Lecturer: tdsgk

まずは、昨年9月に行われたtdsgkがグダグダとニューウェーヴと目される音楽について語る、というあのイヴェントが一部で大好評だったので第2開催の運びとなりました。前回を踏まえて色々と考察を加えたりだべったりしながら、色々レコードかけたりしていきたいと思います。勿論第1弾にいらっしゃらなかった方にも100%お楽しみいただける内容にいたしますのでよろしくお願いいたします。あ、料金とかはちょっとまだ未定ですが・・・。大体映画にしても何でも、続編とかパート2ってつまらなかったり、変に考え過ぎて面白くなかったり、あとジョン・ウォーターズ好きな方にはセシルBに戦争起こされたりする、というのが常ですが、その轍にハマらないように楽しい時間にしたいものです。

そして次の週

『しじままつり』 @Neo Brotherz 2014年2月22日(土)開場 16:30 開演 17:00 料金 \2500 (+1ドリンク\500)
柴田聡子 、碧衣スイミング、セブンス・コンチネント、ヨーグルトきの子、kokyu 、Katsuhiro Ito Group 、umiuma
DJ: tdsgk
出店: 駄菓子屋よしぎの、小笠原農場のスープカレー、三浦漬物店、花子のアクセサリー

東京からのゲスト2組に加えて仙台の面白い面々、そしてお店、というなんか軽く縁日みたいなイヴェントです。DJとは言えまあ、転換時、オープンとクローズで何か、という感じですが長丁場、楽しい選曲を心がけます。ライヴどれも楽しみだなー。

さて、今季節的にインフルエンザが大流行の兆しなのであるが、我が家も流行に乗っかってしまって、今私はインフルエンザにかかった人と共に暮らしている。

思えば10年近く前もインフルエンザにかかった人と暮らしていたものだが、その時の惨状に比べると今回のは大分軽いらしく、むしろ仕事が休める、と大喜びして家での生活を充実させるべくkindleのアプリをダウンロードしてそれで本読んだり、好きなものを飲み、好きなものを食べ、という状態でむしろ羨ましい次第である。

良いなー、とは思うが病気は病気である。しかしそこで問題なのは、さて同じ屋根の下暮らす私もインフルエンザに感染してしまうのだろうか、ということである、当然ながら。しかしその10年近く前にインフルエンザを発症された時も全く私はかからなかった。そしてその数年後、イヴェントのゲストDJのHalfby氏がインフルエンザを押して出演してくれた時に私もDJしていたのだが、その時も全くかからなかった。ただその時は飲み過ぎたな・・・、余談であるが。

ということで心配と言えば心配なのだが今のところ全然大丈夫である。うがいと手洗い、そしてアルコールで体内消毒、というメソッドを徹底させて乗り切りたいところである。逆に、心配だ、とか言って不調でもないのにずっと家にいる方が感染する可能性が高い、という物凄い難しい状況だから自分を信じて普通に過ごすのだ。

とか言って数日後寝込んでいたりしたらあちゃー、というかウケる、というか上の文章説得力なさすぎで面白いというか。まあ、皆さん私の幸運を祈っていてください。でも音楽ずっと聴きながら家にいられる、ってのは概念的には最高なのだが・・・。

いやいや、健康で音楽聴けてる方が良いね。Adrian Orange & Her Bandのアルバムを聴く。2014年に入ってから音楽的に衝撃の出会いというのは2つあって、1つはL.I.E.S.レーベルのTorn Hawkの12インチ、もう1つは行きつけの喫茶ホルンでかかっていて耳にしたこのAdrian Orange & Her Bandのこのアルバムである。2007年にリリースされたファーストアルバムである。このAdrian Orangeという青年はこのアルバムまで違う名義でフォークっぽい音楽やら荒っぽいロックンロールやらをやっていたらしいのだが、Kレーベルからのこの名義では初の今作では、また全然違う感じの音楽をやっているのだった。何と言うか、Mayo Thompsonが自身のソロアルバムの曲をMaher Shalal Hash BazとMulatu AstatkeをバックにStudio Oneで演奏しているような、物凄いぶっちぎりで独自の音楽になっている。このなんかいなたい感じの音質にホーンセクションがリズムを刻み、メロディを奏で、時折自由にブロウし、ぶっといベースにどっしりしてるけど素朴なドラムス、ギターはリズム楽器、鍵盤もほぼリズム楽器と化し、そこにAdrianの自由過ぎる唄が乗っかり、でも全体的に何と言うか哀愁漂うムード歌謡的な、人に寄り添う感じが溢れていて、よくよく考えると相当変な音楽なはずなのに全然めんどくさくなくて、しかもめちゃくちゃしっくり来るのはそのせいなのだろう。まあ、アシッドフォークとレゲエとエチオピアのジャズが全部合体してアメリカのポートランドから出てくる、という、その事実だけでも結構何が何やら過ぎて面白い。まあ音はもっと面白い、という。この名義ではこれ以降かっちりとしたリリースのものはないらしくて、それはそれで、とも思うがこれ以降の展開もっと聴きたいなあ・・・。マジで今までノーチェックだったのが悔やまれるけれども、出会えて本当に良かった奇跡的な1枚である。