The Gambler

次の次の日曜日の話なんだぜ。

"Sizimayori"@PANGAEA 2014年5月18日(日)16:30〜 1500yen (1D)
Live: 半額(東京)、小林うてなと急げヘリコプター(東京)、Waikiki Champions、umiuma
DJ: tdsgk

もう連休終ってガチ五月病の人は五月病の頃の話だと思いますがよろしくお願いいたします!

と言うか、嗚呼俺の連休が急ぎ足で去って行こうとしている!!

と嘆くこともないのだけれども、毎年毎年この時期私が言っていることと言えば「○○腺の不調」ということと「連休の最悪な点、というのは終わりがあるということ」というものである。いやいや、別に何もしていないのだけれども、仕事に行かない、というだけでもこの連休って奴の価値は大いにあったものである。

否、何もしなかった、と言ったものの、実はこの連休中には結婚10周年のお祝いするハズがめっちゃ毒づき大会になった飲み会もした。大体馬鹿な低能パート野郎どもに発言させてそれを鵜呑みにする上層部がいるこの地方都市の会社の体たらくに心底はらわた煮えくりかえったので、それを何らかの形でデストロイせねばならぬ、と憤怒したりした。ここら辺に関しては差別的な発言とか下らない発言連発になってしまうので控えさせていただく。だってさあ、全くくそDQNどもが、パチスロスマホのゲームと心中しやがれ低能どもが、とかそういうこと、この歳になるとなかなか言えないじゃないですか、ねえ。

まあ、それは置いておいて(本当は自分に関係ないことなんだが、今めっちゃ憎悪の塊と化しているのだけど)、私の連休中に成し遂げたことと言えば宮城県ブックオフ完全制覇、ということくらいである。3月末から行ってきた地道な宮城県ブックオフツアー(+山形市内3店舗)もとりあえずは終焉を迎えた、ということでこれはめでたい。いや、めでたいのか・・・?まあ、それはさておき車の運転好き、音楽好き、の地方在住者としてはブックオフ巡りは立派な娯楽、というか趣味になりうるのだが、県内を全部巡る、となるとなかなか時間的な制約もあって大変なものである。

ということで500円コーナー、280円コーナーのみを掘りまくってきたわけであるが、日頃仙台市内の近場の棚ばかり見飽きてきた人間にとっては新鮮な棚ばかりであった。そんなに凄く良いものがあるわけでもないし、店内のBGMも地獄のようなひどさなのでストレスがたまる。でもなんとなく面白いものがありそうな「予感」のみでストイックに掘り続けるのである、AKB48の「前しか向かねえ」とかそういうのをBGMに。

で、買い直しとかも含めて一店舗1000円以内、というルールの下に熱い買い物をしてきたのである。ここ2カ月くらいの間でSlayerReign in BloodにDivinylsDivinyls(←こないだ松尾スズキの舞台で使われててたまげた!)にGirls At Our BestPleasure水牛楽団Michael Nyman

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に、とまだまだこういうことがあるのだなあ、としみじみしながらいたのである。

否、昔はもっと近場でもこういうわくわくな体験はできた。今では随分足を伸ばさねば心震わすわくわく体験ができにくくなりつつあるのである。もうこんなこと言っているのは意味もなく歳を重ねた30代後半〜40代くらいなものであろうが、TVではスマホのゲームのCMだらけ、ネットを見れば適正価格とやらで中古のCDやレコードが並ぶ時代に於いて、まだぎりぎり冒険者の気持ちを味わわせてくれるのはブックオフだけになってしまっているのだからしょうがない。少なくとも宮城県内、全店舗を回り倒して、まだまだいけるな俺、と勝手に思い込ませるだけの役目はきちんと果たしてくれたのだからサンキューブックオフ。でも、できれば店内であのねのねの「時間が足ーりなーい」って唄をまた聴きたいもんだぜ・・・。

ってことでThe Bothの「The Both」を聴く。Aimee MannとTed Leoが組んだ新バンドのファーストである。いや、大好きな両者であるが、イマイチ接点がわからなかったもので最初ははてはて、という気持ちだったのだが結果なるほどー、というアルバムが出来上がっていて面白い。主に左チャンネルから聴こえるTed Leoの字余り寸前のたたみかけるような唄と泣きメロの応酬が主に右チャンネルから聴こえるAimee Mannの持ち味のクールで突き放すような歌声、それでいて丁寧に積み重ねられた哀愁のメロディと合体していて、いや本当に面白い融合具合ですなあ、と舌を巻く結果になっているのである。もしかしたらTed Leoの超疾走感を求めていたら、そしてもしかしたらAimee Mannの滑らかな甘い感じを求めていたら、もしかしたらちょっと不満が残るかも知れない。しかしこの結構良いお歳なはずの2人が苦み走った大人のロックンロール、的な渋いのにある意味若々しい音を鳴らしているのには素直に感動できると思うのだけれども、どうだろうか。Thin Lizzyのカヴァー含めていつの間にかサビに突入しているような、そういうさり気ない積み上げられたメロディを素直に堪能しようではないか。