Lazarus

今週金曜日のAOBA NU NOISE詳細です!

AOBA NU NOISE @Shaft Sendai 2016年1月15日(金) 21:00〜 ADV. \2500 DOOR. \3000(1D別途)
Guest Act: Petra Flurr(DE), group A, Hangaku
Live Act: Waikiki Champions, Masaki Saito
DJs: EVOL, RAMBO, RYOTA(NATURAL 4/SYNESTHESIA/MY HOUSE+), SEIKATSU(No More Kings)

今回から新たな仲間、DJ SEIKATSU氏が参加いたします!是非とも彼の勇姿を見にいらしてください。もちろん、group A!Petra Flurr!Hangaku!全て必見ですが。そう、金曜日なので皆さま是非遊びにいらしてくださいませ。

さて、色々書こうと思っていたのだけれどもDavid Bowieの「★」を聴いている。

Blackstar
Blackstar
posted with amazlet at 16.01.11
David Bowie
Sony (2016-01-08)
売り上げランキング: 14
約3年ぶりのアルバムである。復活作、とも言える前作の時も大フィーヴァーだったが今回もやっぱり相変わらずの突然の誕生日リリース、とかやってくれるなあ、と感心する。前作がポップな唄もの、という感じの力作だったのだが、今作はジャズミュージシャンを大挙起用し、且つKendrick Lamarに影響を、ということでうわ何かいつもの悪い癖でめんどくさかったらどうしよう、とか若干の不安もあったのだがこれがスリリングな大傑作なのであった。一昨年のベスト盤に入っていた新曲並びにそのB面も入って全7曲、長尺曲もありながら実にコンパクトにキュッとまとまったアルバムで、そう「Station To Station」
STATION TO STATION SPECIAL EDITION
DAVID BOWIE
EMI (2010-09-28)
売り上げランキング: 51,068
とか、全曲今作はヴォーカル入りだけれどもなんとなくベルリン期のような空気感、を想起させるような、そう、めんどくさい空気もありつつ、彼の才能の一つである構成力、みたいなものが炸裂しているとんでもないアルバムで、ジャズの空気もたしかにあるけれどもやっぱりこの世に2つとない音楽なのが凄いし、それでいて決して聴きづらいものではないポップになっている、というところが強烈に格好良いなあ。またまた新しいDavid Bowie、という姿を私たちに提示してくれる化け物アルバムである。

でも、前作は計3回買う羽目になったけれども(ついでにPaul SmithでTシャツまで買う羽目になったけど)、今回もなんかデラックスCDとか結構すぐに出そうだよね、とアナログを発売日前に予約して、入荷の連絡が来てからうずうずして、やっと昨日引き取りに行けて、針を落として、盛り上がって、ダウンロードして、CDに焼いて、聴いて、盛り上がっていた。いやー彼の音楽に出会ったのは思えば30年以上前の「Let's Dance」の頃だったけれどもそこからほぼ全部聴いて、ライヴも結局Tin Machineも含めて2回観て、彼の音楽に出会えてなかったら私どうなっていたかしら、というくらいなのだけれども、それでこのアルバムはまた全然違う魅力がすごいよ、とここ最近のタイムリーなネタを交えて盛り上がっていたのだった。そうしたら・・・、これが遺作になるだなんて思いもしなかったな・・・。でも最後の最後まで本当に、恰好良すぎるくらいの去り際で、何だか感動する。勿論ショックどころの騒ぎではないし、一つの時代の終わり、なんて呑気なこと言ってる場合でもない。もう彼が去ってしまって、そう世界が変わった、のだ。もう私たちが知っているような世界、それはもう二度とないのだ。

本当にありがとう、David Bowie