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そういえば4月って寒いよな、と暴風雨の土曜日に思う。あれはいつだったか、大学1年生の時だからもう27年も前の話だけれども、連休前最後の授業の日には大雪が降ったなあ、と思い出される。自転車で通っていたので大変な朝だったことはよく記憶している。Princeも「時には4月に雪も降る」と唄っていたけれど、

PARADE [12 inch Analog]

PARADE [12 inch Analog]

  • アーティスト:PRINCE
  • 発売日: 2016/09/02
  • メディア: LP Record
 

そう、彼はいつでも正しかったのだ。

 

今年の4月もやっぱりこんな風に寒い日もある、というのは通常進行だけれども異常な4月である。数年後に振り返って、「あの年は異常だったよね」と笑いながら振り返ることができれば良いのだけれども、見通しが立たないことにはそういうちょっと先の未来のことを考えるだけでメンタル的にやられそうな感じの昨今である。

 

ということで今と近い未来のことを考えて日々過ごしているわけだが、馬鹿な政府の馬鹿な言葉の一言一句に踊らされる馬鹿はいるわけで、我が職場も前日までは普通に来週も出勤、という姿勢で、自宅で勤務する場合は計画書と終わった後は報告書の提出、もしくは休暇にしろ、という職場に来やがれモード全開だったのだが、緊急事態宣言出たら基本自宅勤務にしろ、職場に来たかったら事前に申請、と真逆になっていて呆れて物も言えなかった金曜日、であった。

 

勿論出歩かないで済むに越したことはない。ただ、こちとら仕事の予定があるわけで、急に言われても困る、というものであるが、まあ別に良い。ということで来週は基本自宅で仕事にいずれ生かせることの研究、という名目のもと英語の勉強(レコードの研究)やハリー・スミスの研究、

ハリー・スミスは語る 音楽/映画/人類学/魔術

ハリー・スミスは語る 音楽/映画/人類学/魔術

 

そして香辛料の研究(カレー作り)に勤しむ予定である。

 

でも、どうやら私の場合結局のところ、立場上、多分平日のうち、5分の4は職場に行かざるを得ない様相を呈していて、何だかな、という気持ちである。でも、全く私の仕事など、先月から単に大混乱をしているだけであって、医療や物流や小売店その他での仕事の人に比べれば、全然何でもない、わけである。であるからして、あんまり世の中迷惑かけてはいかんな、と思っているのでひっそりと内省的に暮らす所存である。

 

とは言え、まあ、この間は職場でブチ切れて自分のiPhoneぶん投げたりしたけど、そういうことはちゃんと姿勢を見せていかんとな、とか思ったりして自己肯定感も強くしていきたいものである。単に、反省しない自分の正当化、という側面もあるのだけれども。

 

ということでなかなかメンタルのバランスを保つのも大変な感じの日々だったが、来週は多分またレコード聴く時間もしっかり取れてメンタル的にはSoundな状態になるであろう。ということでNightmares On Waxの「Smokers Delight」を聴く。

25周年記念盤、である。25年か・・・。久々にきちんと向き合って聴いているのだが、今聴いてもかっこいいな・・・。Massive Attackの「Blue Lines」とか

Blue Lines

Blue Lines

  • アーティスト:Massive Attack
  • 発売日: 2016/01/15
  • メディア: CD
 

の一部にも通じるような、ゆったりとしたダビーなブレイクビーツのアルバム、であるが、この、重いけれど甘い感じはソウルやジャズなどのサンプリングの多用によって更に高められていて、まさにタイトル通りドープな感じである、って別に今の今まで人生に於いてタバコ以外にドープ体験のない私としては、想像上のものなのだけれども。とにかく、こんなにビートの組み方とベースの組み合わせだけでも最高すぎて、それだけの勢いで聴かせるようなアルバムも他にはないもので、これ以降のNOWの作品も勿論素晴らしいし大好きだけれども、これはちょっと、やっぱり革命的な作品。今聴くと、ダブステップとかの雛型みたいなものだったのかもな、という聴き方もできて、やっぱりこのタイミングで2020年、もう一度ちゃんと耳を傾けて聴くべき一枚、である。ちなみにダウンロードでボーナストラックがついていて、それも勿論、しびれるねえ・・・。