今月は多分2月26日(金)あたりにcsgbあるんじゃないかと・・・。
現時点では上記日程で挙行予定です、お楽しみに!
さて、昨夜はでっかい地震が私の住むあたりを襲ったわけだが、私も我が家も無事です、と言うご報告を取り急ぎ。
昨夜の23時頃は1人で人をダメにするソファに座って、前日にブックオフで購入したJan GarbarekとThe Hilliard Ensembleの「Officium」
を聴きながらいたのだが(チルしてた、って奴である)、ごごご、と言う音がしたので、ちょっとうとうとしかけていたのだが、これはヤバいな、と跳び起きたらドガドガ揺れが激しくなっていてストーブは耐震装置が働いて消え、ストーブの上のヤカンからはお湯が飛び散ったり、と言う最中に慌てて台所に行って食器棚を押さえたもののお茶碗が1個落下して真っ二つに割れてしまったり、どこにあったのかよくわからないつまようじが散乱したり、粉末のお出汁が散乱したり、そんな中でも長い揺れがなかなか収まらず、またかよー、もう良いよ、と泣きそうな気持ちになったりしていた。
何ていうのか、下からどどどどどと突き上げられるような揺れが延々続いて、視覚的にもめっちゃ揺れているのが認識できる具合に世界が動いていたので、結構イヤなものである。10年前にも2回こういうの経験したけど、好きじゃないなあ・・・。10年前の3月11日の時は昼間だったから職場で、本当に立ってられないほどの揺れを体験したけれども、その約1か月後の4月7日の夜にもやはりほぼ今回と同じくらいの時間にどでかい余震があって、そん時も同じような気持ちだったな、ということを否応なく思い出させられたのであった。
ちなみに上記Jan Garbarekのアルバムはグレゴリオ聖歌隊の歌声とJanさんのサックス、というアルバムで、もちろん良いのだけれどもそういった音楽性故に、激烈な揺れの中で聴こえてくると終末感強すぎて、なんか世界の終わりかな・・・、みたいな気持ちになったりしたことを付け加えておこう。そういえば10年前の4月は確かYouTubeで、日本の震災に対してのベネフィットコンサートとかで、Primal Screamがバックに貼られた日の丸の前で「Loaded」やってる映像観てる最中にどでかいの来たな、とかそういうことってちゃんと覚えているものである。
しかしまたこういうの来るかも、って本当に嫌だな。今回は皆さんがお気にかけていらっしゃるであろう我が家のレコードとCDは、棚は全く何事もなかったような状態で無事、ただ、床に適当に置いてある(とはいえ結構な枚数の)レコードが倒れ、無造作に床に積んであったCDと本が崩れ、という程度で済んだけれども、また備えておかなければ、とは言え限界もあるんだがな・・・。
ところで、やれることはなるべくできるうちにやっておかないとな、とまた強く思った次第である。地震への備えももちろんそうだけど、コロナやら何やらでやれることに制限はあるものの、昨日は日中に映画を観に行っておいて本当に良かった。その映画の余韻で、ちょっとしんどいことがあっても乗り切れるものであるよね・・・、と美しくまとめようと思ったけれどもその映画ってのがJ.G.バラード原作でデヴィッド・クローネンバーグ監督の「クラッシュ」
の4Kリマスター版、という、まあ何と言うか、トンデモ原作のトンデモ映画、だったので、ちょっと、どころか大いに説得力がなく嘘くさいだけなのだけれども・・・。
ということで負けずに今日も今日とてレコードを聴いている。Jonnineの「Blue Hills」は今日届いた。
オーストラリアのHTRK
(2019年に出たこれも良かったな、この後のインストのサントラも良かったが)のメンバーでもある彼女のソロ作品は、この間カセットで出た(アナログでも出たのか、おい・・・)
これに続き2作目なのだが、これがべらぼうに良い。オーストラリアの自宅で旦那さん(CS+Kremeのメンバーでもある)
の手も借りて作られた、ベースとシンセと電子ドラムなどで彩られた、非常にシンプルでミニマルな歌ものである。そして、HTRKで慣れっこではあるけれども、非常に単調と言えば単調、なのである。ただ、それがもはや必殺技の1つ、なので逆に、こうこなくっちゃ、という快作である。もやーとした空気の中シンプルな楽器群でシンプルな構造の歌を呟くように物憂げに、まるで半分だけ目覚めているように歌うJonnineの世界は、なんかこうなってくると癒し、である。アンビエント的、とも言えるのだけれども、それだけではなくシャキッと音が立っているのはミックスがTarquin ManikでマスタリングがRashad Becker、という強者たちによる音作りだからなのか。ところで彼女、何か日本のファッション誌で自宅拝見、みたいなコーナーにも出ていたみたいだけど、そういう展開も何かつかみどころがありそうでない、彼女らしい展開だな、と思うのだった。