Euroman

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!私結構な頻度でこれ着て生活してるんですが、本当に良い感じなのでおすすめです。貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
先週金曜日のcsgb、現場でオンラインでありがとうございました!つなげたらつなぐ、というユルい心構えで臨んだわりにはなかなか越美晴から井手健介、というTelexネタつながりもうまくいったり楽しかったです(毎回実験なので)。また7月にもあると思います。
 
オリンピックとかオールスターとか、なんかそういう個人的には全く興味のないことに悪影響を食らってしまいそうな今年の夏(本当どうかしていると思う)ですが、サヴァイヴしていきましょう、としか言えないです。そのお供にAOBA NU NOISEのTシャツとcsgb、よろしくです!しかし本当疫病のせいだけでもまっぴら、なのにわけわからんことやろうとしてたりやったりしてる連中のおかげで迷惑被る、なんて愚の骨頂だよな、と思うんだな。
 
ちなみにそのような中ですが、私が英詞を担当した、yumboリーダー澁谷浩次さんのソロアルバムも発売になりました。なんかアナログ盤は各所で完売、大体版元でも完売、という事態になってしまっていて店頭在庫のみ、というタイミングでここで宣伝、というのもなんか心苦しいのですが、リプレスがあるようですので、今回入手できなかった、という場合はその際に是非!聞こえてくる英詞についどきどきしてしまって冷静に聴くことがなかなかできないのですが、それを超えてついつい何回も聴いてしまうポップソング集(と言えると思う)ですのでデジタルでもまずご一聴を!
 
さあそんな中、私の職場は上履きが必要な職場なのであるが、ここ14年くらいずっとビルケンシュトックのサンダル

を愛用している。

 
それ以前はテキトーに生協とかスーパーとかユニクロとかで売っている、やっすいサンダルを履いて過ごしていたのだが、一日10時間以上履いていて、しかもほぼ毎日、という過酷な使用状況にどれも耐えられずに、ひどい時には1か月で崩壊、よくても半年くらいで歩いている途中に全てのパーツがばらんばらんになって、歩いている途中でサンダルが消えてなくなって単なるプラスチックと合皮とゴムの残骸になってしまう、まさに崩壊、というような事態が頻発していたので辟易していたのであった。しかも全然履きやすくもなんともないし。
 
そんな時に出会ったビルケンシュトックのサンダルは別に私が言うまでもなく最高で、偏平足で土踏まずがほとんどない、大変な足の裏の持ち主である私にとってみれば矯正の意味もある優れた逸品である。しかもかなり頑丈で、それまでの1か月~半年で崩壊、というスパンからすれば嘘のような、寿命が約3年、というもはや神話の世界のサンダルである。しかも3年でも壊れるわけではなく、底がすり減ってしまってもうさすがになあ、という状態になる程度なのでなんかむしろ怖いほど、頑丈である。
 
フツーのそこらへんのサンダルに比すれば値はまあ張るが、元はがっちり取れるから長い目で見れば全然安い。ところが2年ほどまえにちょっと安いのが良いよな、と思いエチレン・ 酢酸ビニル共重合樹脂でできたビルケンシュトックのサンダルを買ったのだった。

安いし、軽いし、ということで魅力を感じたのだけれども履き始めてすぐに先が引っかかってつまずきそうになることが多発した。これはまあ本当に履く人にもよるのだろうけれども、私の場合歩き方の問題もあるのかそういう事態になってしまって履き始めて1週間程度で早くも亀裂が入るようになってしまった。

 

また、素材が柔らかいせいで通常のビルケンシュトックのサンダルにあるような足裏を突き上げるような感覚がなく、それはそれで良いのだけれども、私の場合は恐怖の土踏まずなし人間なので矯正力が必要なようであった。

 

おかげでちょっと歩く際に外側に力がかかるようになってしまって、普通に外で履く靴の底の減り方がなんかおかしくなってしまったり、足がよくむくんだりするようになったりして(これは他の原因もあるのかもしれないけれども)どうもな、と思い始めていたらやはり履き始めの際からの亀裂のせいで最近崩壊したので、また通常のビルケンシュトックのサンダルを買って履いている。

 

履いていなかった2年間のせいで大分私の足の裏は更にぺったらこくなってしまったようで、2年ぶりの硬いビルケンシュトックのサンダルのフットベッドから土踏まず(が普通の人間にはあるところ)がぐいぐいと押し上げられ、履き始めて数日は痛くて結構難儀した。数日すれば慣れてはくるものの、やはり柔らかいのを履いていた2年間で大分土踏まず(と人間では呼ばれていて、私にはないもの)が平らに戻ってきてしまっていたのだなあ。

 

なので今も土踏まず矯正続行中の日々、である。しかし不思議なことになんだか足のむくみのようなものはなくなってきたような気がする。夜でも足が苦しくない。足の裏、って第二の心臓、と言われる部分なのだけれども本当に大事なのだなあ、とまだまだ学ぶことだらけの初夏、であった。

 

私生まれてこの方この足としか生活していないから想像もつかないのだけれども、健常な方の足の裏は土踏まずがあって、それでやはり疲れにくいもの、なのですかね・・・。ならば、早くそうなりたい、と願うのだが46歳でそんなことを夢みるのもお門違い、ってなもんなんですかね。

 

J. J. Burnelの「Euroman Cometh」をここ数年凄く良く聴いている。 

Euroman Cometh

Euroman Cometh

  • Parlophone UK
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レコードで聴いてたのだけれども、この間ブックオフでライヴボートラ付きCDも買ってしまったので(絶滅危惧種のような感じかも知れないが、私はいまだにブックオフで510円以下のCDコーナーを見て、ちょこちょこいかしたCDを買っているのである)。言わずと知れたThe Stranglersのベーシストの1979年リリースのソロアルバムである。The Stranglersと言えば勿論パンクバンド、と目されるバンドなわけで、しかもその音楽を聴いたことがある方ならわかるかと思うが、とんでもなくベースが目立つのである、リードベース、的に。そのゴキゴキの音は本当にかっこよいのだけれども、このソロアルバムは一部を除いては完全に彼の演奏による音楽なので、当然バンドサウンド、というものではなくリズムマシーンが高らかに鳴り響く、寧ろ今の耳にはSuicideに聴こえるような、そういう音楽である。自身のバイクの排気音やらThe DamnedのBrian Jamesのギターやら、結構ソロとしてはやりたい放題やったような音で、そこに仏語やら英語やらでヨーロッパの統一、というテーマのもとに作られた歌詞を歌う、というちょっととっつきにくいかも知れないアルバムにも思えなくもない。しかしいざ聴いてみれば驚くほどまとまっていて、彼のベースもやっぱり堪能できるし、手触りは奇妙ではあるが、やはり一つの優れたロックンロールの形を提示しているアルバム、なのである。ボートラのライヴはこのほぼ一人録音のスタジオ音源をバンド編成で演奏、というものなので普通に格好良いライヴであると同時に、曲群の骨格を浮き彫りにすることで、スタジオ録音のアルバムの良い意味での奇妙さを際立たせることになっているのだった。いや、まさかこんなにこのアルバムにはまることになるとは・・・。