The First Time Ever...

そしてこちらもまだまだ!

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白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!今日は白を着て仕事してカレー食べて髪切って三越行って、とかしました。貴兄貴女からのオーダー、お待ちしております!
 
暑いしバカな奴らのせいで色々やってられない、という時には乾いた笑いが必要だ、ということで最近私はよく「Top Gear」の動画を観たりして癒されている。
 
「Top Gear」というのはざっくり言えばイギリスBBCのトンデモ車番組で、まあひどい企画ばっかりやってる番組である。しかし、そのひどさがもう、今逆にこれくらいやってもらえたら爽快、という感じのものばかり(まあガチで笑えないものもあったりするのだが)で、非常にたまらない。
 


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まあ私のお気に入りは、今は亡きイギリスの自動車メーカーをいじりたおす上記2つの奴だが、まあ笑う。笑うけど、冷静で客観的な視点でやってるんだなあ、としみじみ、これを国営放送でやってるんだからなあ、とその自由な感じに感服するのである。

 

思えばBBCと言えば、イギリス国歌の「God Save The Queen」をかけろ、って保守の議員から圧力かけられたらSex Pistolsの「God Save The Queen」で対応した、っていう私の大好きなエピソードがあったりするところなので、まあ、そういうの、本当に良いよねえ、と今の我が国の諸々を見るに、まあそんな単純な比較とかしてる場合でもなく零落している我が国にはマジで危機感と絶望しかないのだけれども、素朴に思うわけである。

 

ところで上記2つの「Top Gear」のエピソードなのだが、偶然ではあるが共通点がある。それはThe Human Leagueである。上の三輪車リライアントで転びまくる回では最初に転倒したときに助けてくれる町の人、がなんとThe Human LeagueのPhilip Oakeyである。その後も「彼は多分若いころは、地元シェフィールドでカクテルバーのウェイトレスを助けてないときには転んだリライアントを起こすのを手伝ってたに違いない」という「愛の残り火」の歌詞に基づいた話があったり(ちなみにその後また転んだ時には「今度はABCのMartin Fryは助けに来てくれないかな」というシェフィールドエレポップネタが続いたりする)、ブリティッシュレイランドの車の出来の悪さを揶揄しまくる下の回では、ローバーのSD1を指して「この車はThe Human LeagueのPVにも登場するんだ」とかいう話があったりする。


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ということで、そういうネタも含めて、良いよねえ、車もこんな風にめちゃくちゃにしちゃったりして痛快だよねえ、とか思いつつ今日コンビニに車停めて買い物してたら、右後輪後ろのフェンダーを隣の大学生風男女3人の乗った軽自動車にこすられた。

 

何度も振り返って見ながら逃げていきやがったので、まああいつらだろう。そんなに目立つ傷でもないし、そんなにピカピカの車に乗っているわけでもない(キレイにはしている)ので、車的にも私の心的にもダメージは大きくないのだが、あの大学生風情の連中は本当にひどい目に遭ってほしい、と心底願っている。なんなら四肢がちぎれるような、そういう目に遭ってほしい、と本気で思っている。私が手を下すまでもなく、そうなる運命だろう。就職した先がブラック企業、とか家が火事、とか彼氏彼女がDVバカ、とか、色々そういう憎しみのヴァリエーションを考えていたら気が晴れてきた。

 

でもナンバーとか覚えているので、次見かけたら・・・、四肢ちぎり、ますかね・・・。祝再発、ということでCindytalkの「Wappinschaw」を聴いている。 

とは言え私は、確か高円寺で3枚1000円、とかそういう鬼セールで買った原盤(盤質わろし)で聴いている。ごく初期Duran Duranにも誘われた、というトランスジェンダーGordon Sharp率いるCindytalkの1994年作4枚目である。This Mortal Coilにも参加したり

してたわけであるが、まあこの時期まではぎりぎりバンドっぽい音である。EditionsMegoなどからのその後のリリースではGordonさんのソロでフィールドレコーディングと鉱物的な電子音の組み合わせ、とかいうハードコア音響系の道を突き進んでいるわけだが、この時期はまだバンドの音が聴けるし、Gordonさんのヴォーカルも全面的に聴け、思えばネオサイケのバンド、と言われたのう、とうっすらと思い出すこともできるアルバムである。Ewan Maccoll作のナンバー(Alison Moyetもカヴァーしてたなあ)のアカペラからスタート、という意外な始まりから全体的に禍々しい、インダストリアルのりのバンドサウンドの波の攻撃は今聴いても十分にぶっちぎりの個性で、こういうのが今の世の中必要なんじゃないのか、と思わせられること必至の、今再発されたということは時代の必然だったのかも、というタイムリーな1枚。