Always Together With You

Pillows & Prayers 2022年4月30日(土)16:00~ @ Monet 

入店: 1000yen

DJ: shinshin, tmym, tdsgk

今回はcsgbではなく、こんな感じでやってます。故にジャンルもまだ未定ですが、色々になるかな・・・。とりあえずなんか7インチだけ持って行こうと思ってます。まあイヴェント名もこういう感じなので、そういうノリが多くなる可能性も(というかまだ我が家の7インチ箱を開けてみないことには何とも未定ですが)。よろしかったらふらりと!

 

aobanunoise.thebase.inあkk

白と黒、M~XLのサイズ展開ですよろしく!2022年はAOBAできると良いなあー。その際には是非皆様このTシャツ着用の上でご参集いただきたい!
 
最近どうも気圧の変化に敏感なようで、結構しんどいわー、とか死ぬほど眠いわー、とか頭が割れそうだわー、とか思ってるとどうも気圧が下り坂、ということが多くて、いやいや自然には敵わないわー、としみじみ実感するのであった。
 
そう、敵わないのである人間いくら頑張っても。ということでこれからは大人しく、細々と自然と仲良く生きていきたいものである、って弱気になってしまうくらい頭が痛かったり眠かったりする昨今なのであった。これ何とかならんものかのう。
 
しかしSpiritualizedの「Everything Was Beautiful」を聴いて覚醒しまくったりしている。

昨年は過去作の再発等もあって大変に盛り上がりましたな・・・、というタイミングでの3年ぶり9枚目のアルバム、である。これが本当に大変なことなのだが、こんなアルバム聴いたことない、って音になっているから本当にびっくりして入手してからずっとこればっかり聴いている。物凄い音の密度のアルバムである。30人以上のミュージシャン(含むJ. Spaceman娘)が参加していて、音の層は一体何トラック使っているのだ、というくらいに重なりまくっていて、最早J. Spacemanの歌の後ろは音の塊、ウォールオブサウンド(しかもPhil Spectorのそれの末期、Ike & Tina Turnerの「River Deep Mountain High」

River Deep-Mountain High

River Deep-Mountain High

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ばりの狂気の塊音に近い)と言えるくらいなのに、恐ろしいほど「聞かせたい音」がはっきりとパートごとに際立っていて、結果フィーチャーされる色々な音によって曲が展開していく、というミックスの技が冴えまくった奇跡の音、である。大体分厚い音の塊の中でカスタネットの音がちゃんと聞こえたり、さっきまで埋没していたはずの管楽器のフリーな大暴れや、確かにさっきも鳴っていたけれどもこんなにでかくなかった、というギターの咆哮が前面に出てきて盛り上がりを作ったりしていて、何だか聴くたびに驚かされる。しかも、歌詞やアートワークでは昔のネタを再び、みたいな感じがあったり、曲によっては以前はラフスケッチ止まりだったものを昇華させたり、と意識的にレトロスペクティヴな感じなのに、まあ確かにシンプルな火を噴くようなロックンロールや泣けるバラッドをストリングスやブラスやゴスペル調コーラスで、と言うとこれまであった感じだけれども、それでもなおこれまでなかった感じの新鮮さがここにはある。例えばそういう驚きは早くも2曲目「Best Thing You Never Had ( The D Song )」に現れていて、こういうロックナンバーだったら前もあったな、と思いきやストイックな8ビートにシンプルなギターリフがミニマルな感じでひたすら最後まで突っ走る、という、上記の通りのミックスの凄さも含めて、その他の面でもまさに「ありそうでなかった」曲が全7曲入っているのであった。やはり異常に軽やかだった前作

And Nothing Hurt

And Nothing Hurt

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を経たからこそこういうアルバムになったのかな。歌詞も相変わらずシンプルながら、まあ全然違うけれども、あれ、Leonard Cohenの「I'm Your Man」みたいだな(「君が○○を望むなら僕は○○になる」みたいな羅列)、とか思ったりする瞬間もあったりして、まあ何を言いたいかと言うと今年はこのアルバムに出会えて良かった、とか言いたくなる系の名作である。