Bug Like An Angel

まだ暑い!AOBA NU NOISEのTシャツです。

aobanun

 

なんか暑いよね、とか車が来たから色々セッティング、とかあみんの「待つわ」の歌詞ってなんだか変だよねとか、仕事で死亡、とかしていたら10月になっていた。

 

10月といえば私の誕生月、ということでのんびりと楽しく過ごしたいものだが、3年くらい前から10月が怒涛の繁忙期になってしまってそうも言ってられない。昨年10月に無理やり那須に一泊旅行とか行ったけれども、仕事できわっきわに疲れていたので、なんだかあまり私が本領発揮した状態では楽しめていなかったようにも思われる、LambとかBarry Adamsonのレコードを現地で買ってホクホクとかしたことはしていたけれども。

 

しかし今年ももう3か月くらいで終わりだ。先月スーパーに行った際には店内放送で「今年のクリスマスイヴは日曜日」とか言ってて、めっちゃ暑い最中だったので一体何を言っているのだ、と呆然としたものだけれども、まあそんなに先の話でもなかったのであるね。

 

今年は私はここまでどんな人間で生きてこられたのだろうか。それをこれからの残りで総括しながら生きていきたいものである、って一応言うだけタダなので真面目に。まあ、なんというか先日行ったラーメン店で店の中で食べてる客も待ちながら注文取られている客も本当に全員、限定麵注文したり食べたりしてる中で、私だけがいつもの、みたいな感じでレギュラーメニューの汁なし麻婆担々麺とか食べてたのだが、なんとなく私は今年もそういう感じ、だったのかなという気はしている。結局のところ、あんまり色々周りは関係なかったかな、という。

 

Mitskiの「Land Is Inhospitable And So Are We」を聴く。

先日間違えて旧譜を買ってしまっていたが、ちゃんと新作を買ったのだった。というか彼女の場合、前作

のリリース前には引退を考えているくらいの状態だったらしいので、こうやって新作が出るだけでも本当にありがたいなあ、としみじみ思うのだが、もちろんそれだけにとどまるアルバムではなく、実に素晴らしいアルバムになっている。ここんとこ見られたエレクトロポップ的なノリはすっかり影を潜め、Father John MistyやWeyess Bloodの素晴らしいアルバムでも仕事をしていたDrew Ericksonがアレンジを務めているオーケストラとか、ペダル・スティールの音色も印象的なカントリー風だったりとか、大分いわゆるオーガニックと言うかアメリカーナ風と言うか、な音になっていてスケールがでかく、その一方で歌詞の方は相変わらずの悲痛さや孤独が覆っていて、でもちょっと以前よりは穏やかになったかな、という印象でもある。そしてやっぱり彼女の、なんだこの節回しは、というセンス爆発の歌メロも、強烈ではないもののやはり健在で、まだまだ面白いアルバム、これからも待ってます、と素直にお願いしたい気持ちなのであった。