Hinoki Wood

AOBA NU NOISEのTシャツです!

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昨夜は立て続けに奇妙な夢を見まくって、朝起きたらなんだかどっと疲労していた。

 

私がそんな風に夢を見るなんて、とても珍しい。なんだろどうしたのかな、なんか変なものでも食べたっけかな、とか思い返してみると、変、ではないが、なんかびっくりしたものを前の日の夜に食べていたのだった。

私は麻婆豆腐というものをあんまり好んで食べたことのない人生を40年くらい歩んできた。多分実家で食べていた麻婆豆腐と呼ばれるものが、なんかひき肉あんかけの、なんだかぼんやりした味のものが豆腐にかかっているユルイ食べ物だったから、とかそういう理由だと思うのだけれども、なんだか大人になってからもあんまり食指の動かない食べ物であった。

 

それがここ10年で職場の近くの店でたまたまランチの麻婆飯を食べて、まあ辛いし痺れるけど、これくらいビシっとした方が美味しいな、と気づいてからは辛めのビシっとした麻婆豆腐は美味しいね、ということで色々な店で食べたりもするようになっていた。ということで家でも日頃気になっていた上記のようなものを利用して、お手軽に辛めでビシっとした麻婆豆腐を食べよう、となったわけであるが。

 

これがびっくりの食べ物であった。美味しいことは美味しい。しかし辛い。辛すぎないか、というくらい辛い。痺れる。しかし美味しい。汗が噴き出す。暑い。辛い。痺れる。しかし美味しい。しかし辛い。痺れる痺れる痺れる。という、なんだかジェットコースターのような食い物だった・・・。

 

たまに辛い物をお店で食べることはあるけれども家でこんなに衝撃的に辛いものなんて食べたことがないので、なんだか私の脳が多分昨夜はバグってしまって、よくわからないまま夕食を終えて、風呂に入ったりして寝てしまったのだけれども、なんか記憶も怪しいな。本当にバグってたのかな・・・。

 

というナチュラルハイトリップ(筋肉少女帯「日本印度化計画」


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より。あれはカレーだが)を経験できるのでCook Doの極、おすすめではある、美味しいし。ただ、想像の上を行く麻で辣なジェットコースター具合だし、そこに追加の花椒が別袋で更に付いてくる、というパッケージングには狂気を感じた。

なんか、まだあれは何だったんだ・・・、ってな気分であるがGia Margaretの「Romantic PIano」を聴く。

Romantic Piano

Romantic Piano

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寡聞にして初めて聴くのだけれども、もう3枚目、という女性SSWのアルバムである、がほぼインストである。なんでも声を失う病に倒れ、インスト中心に移行してからの2作目にあたる、ということらしい。今作でも囁くような声で歌われる1曲を除いてインスト、である。Emahoy Tsege-Mariam Gebru

を想起させるような、素朴なピアノの無邪気なフレーズの繰り返しもあればフィールドレコーディングとエレクトロニクスを重ねてピアノを乗っけて、とか管楽器やビートが聞こえたりFennesz坂本龍一の作品のようなエレクトロニカ的~ドローン的な手触りもあればギターもある、ということで意外に多彩なアプローチを楽しめるのだが、一つ言えるのは、どういう定義なのかイマイチよくわからないが、確かに「ロマンティック」なメロディで「ピアノ」が印象的なアルバムである。そしてすべてが一枚薄い膜の向こうで鳴っているような(アルバムのジャケのように)感じではあるが、ほとんど歌が入っていないのに歌もののように聞こえる、驚くほど歌心に溢れたアルバムで、今年聴けて良かった音楽の1つ。