One Day At A Time

3月23日はyumboが東京に行く、ので私も東京に行く、ということになります。

yumbo / Marker Starling & Dorothea Paas  
2024年3月23日(土)@7th Floor(渋谷)
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV ¥4800 / DOOR ¥5300 (+¥600 ドリンク代)

私は演奏はいたしませんが、お知らせです!

 

そして多分3月末にはcsgbが久々にあって、DJする機会がある、と思います。

久々にやるんじゃないか、という流れになっております。詳細は後日!ただ、実はこの私が最近あんまりレコード買ってない(あくまで昔と比べて)し、買っても全然フロアに流せないようなものばかり、という感じなのですがどうなることやらお楽しみに!

 

AOBA NU NOISEのTシャツです。

aobanun

 

いやいやあったかいねー、とか言ってたら、クッソさむ、とか言って震える日々の繰り返しをしていたらもう3月だった。3月は日本ではいわゆる年度末なので、膨大なくだらない書類の提出(本当に何の意味もないのに出さなきゃないような職場のもの)、別れの準備、出会いの準備、ということで一番憂鬱な時期である。私のように憂鬱を抱えながら過ごしているような人は他にもいると思うのだけれども、私は花粉症がそれほどひどくないのでまだ何とかやっていけるようなものである。これ、花粉症ひどかったら私の場合、何らかの犯罪に走るか失踪するか、とかになったりしてしまうと思うので、とりあえず現状維持で頑張ってもらいたい、私の花粉の許容量には。

そう、憂鬱、である。ネットを見れば世界中の本当に許せないひどいニュースとくだらないニュース、テレビを見ればひどいニュースとくだらない番組、これには世の中のあらゆるメディアが憂鬱製造マシーンと化し私に襲い掛かってきている、と簡単に錯覚させられてもおかしくない昨今なわけである。でもそんな中最強の憂鬱製造マシーン、というか製造所である職場には毎日通っているのよね、これが。

 

しかしまあ、さすがに四半世紀くらいこの憂鬱製造所の中にいると自衛策、防御策もだんだんと身についてくるわけで、私の場合のその自衛策はなんとカレンダー、である。

 

予定とかを記録するのは私の場合、早々と紙に見切りをつけて(紙の手帳は結局まともに使えなかった人生だった)、iPhoneのカレンダーなのだが日付を確認したりするのは職場のデスクのカレンダー、である。こいつらに少なくとも色々アゲていってもらわないと困る、ということで2つある私のデスクの一つにはコウペンちゃんのカレンダー

が置いてある。

 

そのコウペンちゃんに肯定されてから執務用のデスクに移動すると、今度は坂崎千春さんのカレンダーで日付やスケジュールを確認する。

というのは毎年若干の違いはあれど(コウペンちゃんは3年目)、毎年毎年繰り返していることである。

 

そういった2つの癒しのカレンダーに加えて、今年からはそれにもう一つ、日めくりジャズカレンダー

があるので、新しい日になるにつれ1枚ページをはがす、という作業が入ってきている。

 

いやね、日めくりとかするかね、とかそんなにジャズに明るくないし、とかそもそもカレンダー足りてるし、とかちょっと逡巡した日々も去年の年末にはあったけれども、泣く子も黙るカンパニー社がその日に録音されたジャズのレコードの解説を掲載した日めくりカレンダー、なんてそれは面白いだろ、と踏み切って買って、これが意外に本当に今年使って良かったものナンバーワン、である暫定的に。

 

だから憂鬱製造所に来て、コウペンちゃんでアゲ→坂崎さんのペンギンや猫でアゲ→ジャズ日めくりカレンダーを破っては、うおこのAlfred Harthのレコード欲しいな、とかこのMisha Mengelbergのレコード見たことないな、とかこのレコードにはBernard Vite入ってるのか、とか解説を読んでアゲ、という3ステップでもってやっと憂鬱製造所でも正気を保って生きている日々、である。

 

だから毎年、となると録音の日付で作っている限り大変だろうけれども、できれば永続的に毎年お願いしたいものである、日めくりジャズカレンダー。でないと憂鬱に飲み込まれてしまう・・・(いや、コウペンちゃんをもっとじっくり愛でれば良いのか)!

 

Samantha Urbaniの「Showing Up」は昨年からよく聴いているアルバムである。

ミニアルバムが出ていたのはもうだいぶ前だよなあ(2017年か)、とこのアルバムが出るまですっかりその存在も忘れかけていたのだが、Blood Orangeのアルバム

Cupid Deluxe

Cupid Deluxe

Amazon

での客演でもおなじみの彼女の、ファーストソロフルアルバムである。もともとやってたバンドとかは寡聞にして未聴、であるが件の2017年のアルバムでもここまでやるのか!とびっくりした80年代マナーのギラっとしたダンス路線(Madonnaの「Into The Groove」のような)はここでも継承され、さらにはJam & Lewisみたいなハネるファンクトラックとか、ような80年代半ば~後半にアメリカのダンスチャートに連続ランクインしていてもおかしくないような、そういう感じのきらびやかな曲が目白押し、である。でもそれがパロディでもなく説得力を持っているのは、かなり練られたポップなメロディに彼女のパワフルなヴォーカルがあるから、であり、なんだかやはりキャリアがあるってこういうことなのよね、と思わざるを得ないどっしりとした仕上がりで、信頼できるなあ。でもやっぱりどうしても個人的にはこの音の感じ、これにはどうしても抗えない。血肉になっているのかしら、ねえ・・・。